２７日に放送されたＮＨＫ連続テレビ小説「舞いあがれ！」では、貴司（赤楚衛二）が、短歌の素晴らしさを教えてくれた八木（又吉直樹）に会うため、パリへ。そこで短歌を詠めなくなったのは、結婚したからではないかという、ずっと抱えていた想いを打ち明ける。

　この日の「舞いあがれ！」では、貴司がパリに到着し、八木のアパートを訪ねる。そして「ぼくはまた、逃げてしもたんかもしれへん。海の底に潜っても潜っても、花、一個も見つけられへんのは、結婚して幸せになったから…と思ってしもうて」と、結婚し、幸せになったことが短歌を書けなくなった理由ではないかと八木に訴える。

　そんな貴司へ、八木は「学生の時に、詩をあげたい人ができた」と切り出し「強い人でな、本気で世界を変えたいって言っていつも戦っていた。世界中飛び回ってな。けど、ずいぶん前に自分で生きるのをやめおった」と自分の過去を打ち明ける。

　貴司は「その人はおっちゃんの恋人？」と聞くも、八木は答えず「しんどくなったらな、会いに行くねん。忘れんために探しに行く。その人がおった事がある場所にな」と、今も大切な人が訪れた場所を回っていると明かした。そして翌日、八木はまた旅に出てしまい、貴司へパリのアパートを使ってよいと置き手紙する。

　ネットでも「八木のおっちゃんと貴司くん師弟には、一瞬の再会だけで十分だった」「ダーク貴司くんにドキッとしました」「八木のおっちゃんの人生も重てえな…そしていつもすぐ貴司くんに居場所譲っちゃうよね」「貴司くんとおっちゃんの対話のような物語がずっと見たかったやつ！最終週で戻ってきて良かった…」などの声が上がっていた。

　ただ今後、新型コロナが世界を襲うことから、ネットでは貴司に早く帰国した方が…と心配する声も上がっていた。