三浦瑠麗氏夫を起訴 4億2千万円を着服疑い
東京地検特捜部は27日、4億2千万円を着服したとして業務上横領の罪で、「トライベイキャピタル」(東京都千代田区)の代表取締役三浦清志容疑者(43)を起訴した。
起訴状によると、2019年10月に3回にわたり、トライベイ社の債務の弁済などに使う目的で、自身が職務執行者として預金管理などの業務を統括していた特別目的会社から、計4億2千万円をトライベイ社に振り込ませたとしている。
関係者によると、三浦被告は起訴内容を否認している。三浦被告の弁護人は27日、「起訴されたことは残念。引き続き無罪主張を行い、裁判所の理解を得られるように尽力する」とコメントした。
三浦容疑者の妻で国際政治学者の三浦瑠麗氏は起訴を受け、自身が代表のシンクタンク「山猫総合研究所」のホームページで「夫である三浦清志が起訴されたという事実を知りました。夫の弁護は、弁護士の先生方にお任せしております。家族として支えながら、裁判の推移を見守りたいと思います」とコメントした。