テレ東社長 WBC盛り上がりに「WBCからWBSに来てくれなかった」

 テレビ東京の定例社長会見が30日、都内の同局で開かれた。

 石川一郎社長は国民的熱狂を巻き起こした野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に言及。1月クールの個人全体視聴率が前年比微減となったことに触れ「WBCにかなりの視聴率を奪われた」とし「われわれもWBS(ワールドビジネスサテライト)というニュースをやっているんですけど、WBCからWBSに来てくれなかったと。若干、ここはホームランを打てなかったということですね」と苦笑いした。

 WBCの盛り上がりについて「野球への日本人の思いが出た。テレビの力を再認識した」と分析。同局のスポーツ中継については「卓球、柔道、ゴルフを中心にテレ東らしいスポーツコンテンツを作り上げていきたい」と話した。

 その、テレ東“らしさ”について「われわれは昔からいろんなスポーツを開拓してきた自負がある。先駆者としての役割を果たせるようなスポーツを見つけてやっていきたいと考えている」と同社長。来年4月に創立60周年を迎えることを機に「まだ言えませんが、新しいスポーツを温めながらやっているところです」と予告した。

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