エクソシストの名曲主題歌、50周年盤が5・26発売

 英アーティスト、マイク・オールドフィールドが、1973年の発売から半世紀を迎えたプログレッシヴ・ロック/ミニマル・ミュージックの金字塔「チューブラー・ベルズ」の50周年記念エディションを5月26日にリリースすることが31日夜、発表された。

 「チューブラー・ベルズ」はヴァージン・レコードの第1回新譜で、全英1位、全米3位を記録。名作オカルト映画「エクソシスト」の主題歌に起用されたことで世界的なヒットとなった。1974年のグラミー賞ではベスト・ポップ・インストゥルメンタル賞を受賞。現在までに全世界で1億5000万枚以上を売り上げている。

 今回はオールドフィールドが監修し、アップデート。ボーナス・トラックとして、2012年ロンドン五輪の開会式で演奏された「チューブラー・ベルズ/イン・ドゥルチ・ジュビロ」、13年に発表されたオールドフィールドと独DJ/プロデューサーのヨークのコラボアルバム「Tubular Beats」に収められていた「チューブラー・ベルズ(マイク・オールドフィールド&ヨーク・リミックス)」、17年の「Return To Ommadawn」発表後に取り組んでいた「チューブラー・ベルズ」の続編制作のセッションから、今回が初出となる約8分の「チューブラー・ベルズ4イントロ」の未発表デモが収録される。

 オールフィールドは次のようにコメントしている。

 「不安でいっぱいのティーンエイジャーの内側からほとばしる音楽を聴き直してみても、これが実際は50年前の自分だとは信じられない。音楽はそこまで不安そうに感じないけれど、何年もの仕事とストレスの積み重なりが『チューブラー・ベルズ』を生み出したことは自分だけが知っている。そして録音はすべて一発録りで進めていった。録り直す猶予はなかったし、今では当たり前になってしまったスタジオでの騙しのテクも使っていない。当時、この『チューブラー・ベルズ』を作っていた時は、この音楽が誰かの耳に届くのかさえわからなかったのだから、当然50周年を祝うなんて思ってもいなかった!今までにこの楽曲を耳にしてくださった全ての皆さん、本当にありがとう」

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