坂本龍一さん追悼コーナーをタワーレコード新宿店が設置 多くのファンが偲ぶ
世界的な音楽家・坂本龍一さんが3月28日に亡くなっていたことが発表され一夜明けた3日、東京・タワーレコード新宿店では坂本さんの追悼コーナーを設置。CDやDVD、書籍のほか、追悼パネルやポスターなどをそろえ、BGMには坂本さんのアルバム「Playing the Piano 12122020」が流された。
コーナーは2カ所で、店内入り口付近にイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)で坂本さんとバンドを組み、1月に誤嚥性肺炎で亡くなった高橋幸宏さんのコーナーと隣り合わせに1カ所。少し離れた店内中央に坂本さんのみのコーナーを設けた。どちらも多くの人が足を止めて、生前のポスターや功績を記した歴史に目を通した。
副店長の村越辰哉さんは「改めて影響力の計り知れない方。作品数もすごく多いのでファンの方たちが少しでも触れられるようコーナーはさらに大きくしたい」と予想以上に反響が大きかったと説明。平日にもかかわらず朝からコーナーに直進する人も多く、商品取り置きの電話問い合わせやオンライン注文も殺到したという。
坂本さんの品を多数購入していた50代男性は「小学生のとき『これが未来の音楽なんだ』と驚いた。偉大な音楽家が亡くなったことは悲しい」と偲んでいた。