「吉野家」で迷惑行為動画投稿疑い 大阪市在住の男性2人逮捕
大手牛丼チェーン「吉野家」の大阪市住之江区内の店舗で、卓上の容器に入った紅しょうがを自身の箸で直接食べたとして、住之江署は4日までに器物損壊と威力業務妨害の疑いで、自営業嶋津龍容疑者(35)=同市西成区=と岡敏秀容疑者(34)=同区=を逮捕した。この迷惑行為を撮影した動画がSNSに拡散されていた。
嶋津容疑者が食べる様子を岡容疑者がスマートフォンで撮影し、投稿したとみられる。嶋津容疑者は「皆を笑かしたいと思った」、岡容疑者は「(嶋津容疑者に)面白いことやってと頼んだ。面白かったので皆に見てほしかった」と話し、ともに容疑を認めている。
逮捕容疑は共謀して昨年9月29日午前、店舗で容器内の紅しょうがを自身が使用した箸で直接食べ、同店の業務を妨害した疑い。
同店は一時休業し、容器の消毒や紅しょうがの廃棄などの対応に追われたという。
吉野家ホールディングスは「お客さまへ不快、不安な思いをさせ、外食全体の安全安心が問われるニュースとなり誠に遺憾。再び起きないことを願う」とのコメントを出した。