「向田邦子賞」三谷幸喜氏を選出 大河作品での受賞は初

 優れた脚本家に贈られる「向田邦子賞」の最終選考が4日、都内で行われ、昨年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を執筆した脚本家の三谷幸喜氏(61)が選ばれた。大河作品での同賞受賞は初めて。

 会見に出席した三谷氏は「この仕事を始めた頃、姓名判断で『大器晩成』と言われたことを思い出した。今日のことなんだなと思った。うれしいです」と冗談交じりにあいさつ。「鎌倉殿-」には向田さんの作品のエッセンスが盛り込まれているといい「『寺内貫太郎一家』のあのテイストをなんとか大河に入れたいなと思った。『阿修羅の如く』も読み返した」と明かした。

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