役所広司&菅田将暉、互いに「最高」初共演は相思相愛 宮沢賢治父を描く映画「銀河鉄道の父」
俳優の役所広司(67)が5日、都内で映画「銀河鉄道の父」(5月5日・全国公開)の完成披露試写会に、共演する菅田将暉(30)、森七菜(21)らとともに登場した。
本作は詩人・宮沢賢治が“ダメ息子”だったという大胆な視点を軸に、作家の門井慶喜氏が賢治の父・政次郎について書かれた資料をかき集め、究極の家族愛を描いた同名小説が映画化されたもの。「八日目の蝉」「いのちの停車場」を手がけた映画監督の成島出氏がメガホンをとった。
親子役となる役所と菅田は初共演。互いにファンという2人は共演の感想を「最高です」と語って場内から拍手を浴びた。賢治の妹・トシ役を務める森も含め、キャストのそれぞれが「難しかった」と振り返る花巻弁を操り明治、大正、昭和時代の宮沢家を演じた。
役所が「この映画が皆さんの心に届けば」と語れば、菅田も「笑えるところもたくさんあって、悲しいところもありますけど、両方有る宮沢家を好いてもらえればうれしいです」と語った。