合成麻薬ＭＤＭＡ所持の疑いで３月に逮捕されたモデルの道端ジェシカ（３８）が５日、東京・原宿警察署から釈放された。

　釈放を取材する記者やリポーターの様子に歩行者も興味津々。思わず足を止めて「何かあったんですか？」と尋ねる人もいた。

　道端は関係者に付き添われ黒のワンボックスカーに乗って出たとみられているが、カーテンがかかっており、車内の様子や表情を外から確認することはできなかった。

　道端は３月に東京・六本木のホテルに夫で米国籍の映画プロデューサーのケネス・カオ容疑者（４６）と滞在中にＭＤＭＡを所持した疑いで逮捕されていた。この日、警視庁はカオ容疑者がＭＤＭＡを日本に密輸したとして、麻薬取締法違反の疑いで再逮捕。カオ容疑者は「間違いない」と容疑を認めている。捜査関係者によると、２人は薬物の尿検査で陰性だった。

　道端は父がアルゼンチン人、母が日本人のハーフで、姉の道端カレン（４３）、妹の道端アンジェリカ（３７）とともにモデルとして活躍していた。逮捕の際はカレンがインスタグラムで「この度は妹夫婦がお騒がせしており申し訳ございません。今でも信じられず動揺しております」と謝罪し「何かの間違えであって欲しいと言う思いはありますが、万が一報道の通りであれば、あってはならない事だと思います」とつづっていた。