森且行 落車重傷から2年3カ月ぶり圧勝復帰「応援のおかげ」キムタク、中居、香取が祝福
2021年1月24日に飯塚オートレース場のレース中に落車し、カムバックを目指してきた元SMAPのオートレーサー森且行(49)=川口・25期=が6日、約2年3カ月(802日)ぶりに出走した川口オートの開催初日9Rで1着。断然の1番人気に応え、復帰初戦で事故後の初勝利を飾った。終わってみれば、2着選手に38メートル差をつける圧勝だった。
大きな注目を集めた森の復帰戦。選手養成所時代のゼッケン23から命名した新車“ニジュウサン”にまたがり、レース前の試走は3秒32を記録。他7選手を大きく引き離すタイムで、断然の1番人気に推された。「朝練習は動きが良くなかったので、エンジンのセッティングを変えたら、試走が32も出てビックリ。ミスしなければ勝てるかなと思いました」と手応えを感じて臨んだ。
いよいよ迎えたレース本番。最も後方のハンデ30線2車の外からスタートすると、1周1角は7番手。だが、そこから桁違いのスピードを見せた。グングン猛追すると1周3角で竹内正浩(伊勢崎)をまくり、次の4角から2周1角にかけて、前を走る5車をまとめてゴボウ抜きして先頭に立った。あとは後続を引き離す一方だった。ゴールを駆け抜けたとき、2着の岩佐常義(川口)には大差をつけていた。
もちろん、まだ完璧ではない。「独走になってから終盤でスピードが落ちたので、そのへんが今後の課題です。100点満点で80点くらいです」と自分の走りを評価した。
骨盤には固定のためのボルトが入ったままで、両足首から先は感覚がない状態。それでも圧倒的な強さで、まずは不安を一掃した。「復帰できたのは、ファンのみなさんが諦めずに応援し続けてくれたおかげだと思ってます。これからもオートレースをよろしくお願いします」と感謝の気持ちで復帰初日を締めくくり、7日の開催2日目を見据えた。
◆祝福コメント
木村拓哉「まさに不撓不屈!おめでとう且行!」(インスタグラムから。青空にサムアップする写真とともに)
中居正広「一着だぜ。自慢しよ」(「のんびりなかい」公式ツイッターから)
香取慎吾「負けても、負けても、いつかまた。って、少しずつ這い上がっていくって言ってたのに、一着って!!森くん、最高!」