役所広司 見所は67歳から21歳への変身 主演映画「銀河鉄道の父」大阪で舞台あいさつ

 観客へ手を振る役所広司(左)と成島出監督
 舞台あいさつに立った(左から)役所広司、原作者の門井慶喜氏、成島出監督
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 俳優の役所広司が11日、大阪市内で主演した映画「銀河鉄道の父」(5月5日・全国公開)の特別先行上映会に登場した。

 今作は詩人・宮沢賢治が“ダメ息子”だったという大胆な視点を軸に、作家の門井慶喜氏が賢治の父・政次郎について書かれた資料をかき集め、究極の家族愛を描いた同名小説を映画化。メガホンを取った成島出監督は原作に感銘を受け、「普通はシナリオにしてからオファーするんですけど、すぐに役所さんと菅田くんには原作を送って、『読んで下さい。絶対に(映画で)やりますから』と、そんな感じでした」と、オファー時の裏話を明かした。

 賢治の父・政次郎を演じた役所はその原作を読み「厳格そうにしているけど、どこか隙だらけで、子どもたちには甘くて、ユーモアもある。これは面白いと思った」と、オファーを受けたという。見所を聞かれた役所が「僕は(政次郎初登場が)21歳から始まります」と話すと、観客からは笑い声が。「この21歳になるために、メークさん、かつら屋さんが頑張って工夫してくれてやってます。それをお楽しみにしてください」と、67歳の変身をアピールしていた。

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