嵐・櫻井翔「言葉」の個展 伝え手としての20年の歴史と未来を「感じてもらえたら」

 「未来への言葉展」の入り口から笑顔をのぞかせる櫻井翔(撮影・棚橋慶太)
 キャスターとして取材した際に使用したパスやノートなどを披露
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 嵐・櫻井翔(41)の言葉にフォーカスした個展「櫻井翔 未来への言葉展」が14日、東京・六本木ミュージアムで開幕した。櫻井はデイリースポーツなどの取材に応じ、展覧会への思いを語った。5月24日まで。

 「20年間、散らばっていた小石を集めてできた展覧会」と話す。有料会員ブログ「オトノハ」の235回分の投稿文が記された、4・5メートルの短冊500本。キャスターを務めた08年夏の北京五輪で、男子競泳金メダリスト・北島康介氏(40)の様子や表彰台での表情などを事細かに記入した取材ノートなども展示された。

 平和の大切さを訴えるコーナーでは、太平洋戦争で命を失った大伯父の最期の瞬間である、沈みゆく船の写真も公開。嵐のメンバーとのエピソードを元に書き下ろした絵本を映像で紹介するなど、硬軟織り交ぜた内容となっている。

 アイドルとして、キャスターとして、常に言葉と向き合ってきた。「発信する立場として、大切に大切に届けたい。言葉って『てにをは』がひとつ変わっただけで意味が変わるし、もうちょっとこう言えば良かったと後悔の連続」と、その重みを口にする。「news ZERO」で共演した経済学者の村尾信尚氏(67)の言葉「微力だけど無力じゃない」が報道に携わる者としての指針だという。

 「嵐の20周年ツアーで、ファンの人のうちわに書いてある『○歳の頃からファンでした』とか。歌いながら引き込まれてしまう」と話した櫻井。「ファンの人に歴史を感じてもらえたら。20年かかってやっとできた」。これからも伝え手としてあり続ける。

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