“ゆとり3人衆”再集結 「ゆとりですがなにか」映画化 岡田「ご褒美みたいな気持ちで撮影」
2016年4月期に日本テレビ系で放送されたドラマ「ゆとりですがなにか」が、映画化されることが23日、分かった。アラサーの“ゆとり世代3人衆”を演じた岡田将生(33)、松坂桃李(34)、柳楽優弥(33)や脚本の宮藤官九郎(52)らドラマ版の豪華メンバーが再集結し「ゆとりですがなにか インターナショナル」(10月13日公開)のタイトルで新たなドタバタ劇が展開される。
野心や競争意識、協調性がないとくくられる「ゆとり世代」にフォーカスを当て、ひょんなことから出会った3人が人生にもがき、奮闘する姿を描いたコメディー。16年には第89回ザテレビジョンドラマアカデミー賞など数々のテレビ賞を受賞し、翌17年に2週連続で特番「-純米吟醸純情編」も放送された。
ストーリーについて宮藤は、自身が脚本を担当したNHK大河ドラマ「いだてん」(19年)の現場で松坂から「ゆとりで『ハングオーバー!』みたいなの、やれませんか?」と提案されたと説明。
中心となる3人が「世代論が通用しない海外で走ったり飲んだり吐いたりする姿が目に浮かび」、取りかかろうとしたところ、コロナ禍に突入したという。結果、海外ロケではなく昨年10~11月に国内で撮影され「八王子~高円寺間で起こる国際問題を描きました」としている。
脱サラして家業を継ぐも時代の波に乗りきれない、まーちん役の岡田は「大切なチームだったのでご褒美みたいな気持ちで撮影に臨ませていただきました」とコメント。真面目な小学校教師・山路役の松坂は「宮藤さんの脚本の上で、わちゃわちゃする感じがとても心地よかったです」と振り返っている。