倍賞千恵子 世界最大のアジア映画祭で「生涯功労賞」授与 日本人女優初の快挙
女優の倍賞千恵子(81)が26日、イタリアで開催中の第25回ウディネ・ファーイースト映画祭にてゴールデン・マルベリー賞(生涯功労賞)を授与され、授賞式に登壇した。
世界最大のアジア映画祭で、過去には音楽家の久石譲氏(15年)、大林宜彦監督(16年)、北野武監督(22年)が授与されているが、日本人女優としては初の快挙。現地では最新主演作「PLAN 75」や倍賞がセレクトした「男はつらいよ」と「家族」が特別上映され、会場では多くの観客にサイン攻めされた。
授賞式では「私が60年ちょっと映画に携わってきたことを、遠くの国の皆さんが見ていてくださったことが何よりも嬉しかったです。映画祭は25周年。私の歳を超えるまで、ずっと続けてくださいね。皆さん、本当にありがとうございました!!」とスピーチ。感謝の意を込め「PLAN 75」の劇中でも歌った「林檎の樹の下で」を披露すると、大きな拍手に包まれた。