2025年大河、横浜流星演じる主人公は町人!「ぎぼむす」「大奥」脚本家、新たな「戦」指摘

 2025年大河ドラマに主演する横浜流星=都内
2025年NHK大河ドラマに主演する横浜流星
 会見に出席した横浜流星=東京・渋谷区のNHK
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 NHKは27日、東京・渋谷区の同局で会見を行い、2025年の大河ドラマは俳優・横浜流星が主演することを発表した。タイトルは「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」。脚本は「JIN-仁-」「義母と娘のブルース」などの森下佳子氏。NHKでは朝ドラ「ごちそうさん」、大河ドラマ「おんな城主 直虎」、今年大きな話題となったドラマ10「大奥」などを手がけた。

 横浜が演じるのは主人公・蔦屋重三郎。文化隆盛の江戸時代中期に、出版プロデューサーのような立場で、喜多川歌麿、葛飾北斎、山東京伝、滝沢馬琴らを見いだし、謎多き存在である“東洲斎写楽”を世に送り出した人物だ。

 江戸時代以前を描いた物語で、町人が主人公となるのは「黄金の日日」(1978年)の呂宋助左衛門(演じたのは市川染五郎=現・松本白鸚)などごくわずかだ。NHKの公式ページで森下氏は「合戦もない、もちろん天下もとらないし非業の死を遂げるわけでもない、畳の上で脚気(かっけ)で死ぬ本屋のおっちゃんの人生を。『何やるねん』……きっと、のっけはそういう印象を持たれるんだろうなぁと覚悟している。」とコメント。かなりの挑戦となることを覚悟した。

 一方で「成り上がり田沼意次とサラブレッド松平定信、怪物一橋治済がうごめくきな臭い政治の世界がある。」と指摘。「そこに群がる有象無象や悪党たち。天災、思惑、野望、罠わな、暗殺、暴動、転覆!『戦』がなくなった時代だからこそ、いかに生きるかどう生きるか、己の価値、地位、富の有無、誇りのありどころ、そんなものが新たな『戦』としておもむろに頭をもたげだした。」と命のやり取り以外の「戦」があると説明した。

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