横浜流星 2025年大河、初出演で初主演「全てを注ぐ」 “江戸のメディア王”蔦屋重三郎の生涯描く「べらぼう」

 2025年NHK大河ドラマに主演する横浜流星
 2025年大河ドラマに主演する横浜流星=都内
 会見に出席した横浜流星=東京・渋谷区のNHK
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  2025年のNHK大河ドラマが俳優・横浜流星(26)主演の「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」に決定したことが27日、都内で発表された。横浜は大河初出演で初主演。江戸時代中期に喜多川歌麿、葛飾北斎、東洲斎写楽、十返舎一九、山東京伝らを見いだし、日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築いた“蔦重”こと蔦屋重三郎の生涯を描く。脚本はNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」や大河「おんな城主 直虎」の森下佳子氏(51)が担当する。

 横浜は重みをかみしめるように「役者をやる上で一つの目標であった大河ドラマ。初出演そして初主演。自分を選んでいただき光栄です。今まで培ってきたもの全てをこの作品に注ぎ込み、蔦屋重三郎として生き、ともに成長していけたらと思います」と語った。

 オファーは昨秋。「烈車戦隊トッキュウジャー」などに出演後、大河や朝ドラのオーディションを受けていたといい「力不足で選んでもらえなかったけど、一つ一つがあって今があると思うと感慨深い」と振り返った。

 蔦重は吉原の貧しい庶民の生まれから身を興して出版業を始め、“江戸のメディア王”として時代の寵児になった快男児。オファーまで存在を知らなかったが、勉強して「普段、歌麿や北斎みたいにプロデュースされる側ですけど、逆にプロデュースする側をできるのは興味深い」と関心を深めている。

 「(コロナ禍で)一時期、エンタメは必要なのかという声がありましたが、僕は生きていく上でとても必要だと思っている。蔦重は商売をして軌道が乗ってきた時に、寛政の改革で自由を失います。重圧を受けても世の中にエンタメを送り出す姿は、心を動かされました」と蔦重への共感を明かした。

 制作統括の藤並英樹氏は起用理由を「演技力や表現力はさることながら、すごく人をひきつける力がある」と説明。森下氏は「とにかくお美しいので、いろいろやりたくなります。場所が吉原だったりもするので、女性物の着物を着せてみたいような気もする」と、横浜の美貌にうっとりしつつ語っていた。

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