仙人的生活の真木蔵人 撮影まで黒木華、池松壮亮を知らず 会場はどよめき
俳優の真木蔵人(50)が29日、都内で行われた女優・黒木華(33)主演の映画「せかいのおきく」の公開記念舞台あいさつに登壇した。
近年は海や雪山での生活など自然界を相手に“仙人的”な活動しており、俳優業は今作と同じ阪本順治監督作の映画「冬薔薇(ふゆそうび)」(22年公開)以来。阪本組の撮影以外は芸能活動から距離を置いていたため、オファーを受けた当時は主演の黒木や共演の寛一郎、池松壮亮のことを知らなかったという。
会場がどよめく中、阪本監督は「『(出演者で)知ってるのは佐藤浩市さんと石橋蓮司さんだけっす』って、そこがすごくよくて、この世界から離れていた。17年間、海や山で過ごしていて、身体能力がすごいから、どんな役をふってもできるんですよ」と絶賛。江戸時代末期の長屋を舞台にした映画で、真木は頭を丸めて寺の住職を演じている。
劇中には糞尿を肥料として農村に持ち帰る下肥買いが登場するとあって、真木は「海で魚が食べても大丈夫なうんこをするようにしています」と明かし、さらなるどよめき。食事にこだわっていると説明すると、阪本監督は「後で詳しく聞かせて」と目を輝かせていた。