中村勘九郎&七之助 姫路城下で「最高のお練り」約2万5000人が声援

 お練りを行った(左から)片岡亀蔵、中村鶴松、中村橋之助、中村勘九郎、中村七之助、中村虎之介、中村扇雀
 商店街で「お練り」をする中村勘九郎(中央)ら
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 歌舞伎俳優の中村勘九郎(41)、中村七之助(39)らが30日、兵庫県姫路市内で、「平成中村座姫路城公演」(5月3~27日、姫路城三の丸広場内特設劇場)の開幕を前にお練りを行った。

 約800メートルを30分かけて人力車で移動。熱気に包まれた約2万5000人の声援に、にこやかに手を振って応えた。勘九郎は「最高のお練り。1カ月舞台を勤める活力になりました」とあいさつ。「きのうは普通に商店街を歩いていました」と、お忍びで街歩きしたことを告白すると、ファンから「えー!」と見逃したことを残念がる声が上がった。

 「平成中村座」は2000年11月、勘九郎、七之助の父で歌舞伎俳優の故・中村勘三郎さんを中心に初演され、東京・浅草を中心に日本全国、また海外でも上演されている。今公演は姫路城の世界遺産登録30周年を記念したもので、当地が舞台の「播州皿屋敷」「天守物語」などが上演される。

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