宮川大助 闘病の花子へ毎朝ごはん作り「介護ベッド」横に布団敷きリビングで眠る
夫婦漫才コンビ「宮川大助・花子」の宮川大助(73)と宮川花子(68)が1日、大阪・YES THEATERで「宮川大助・花子の『おまたせ!』」公演を行い、約4年ぶりに漫才を披露した。花子は2019年に血液のがんの一種、多発性骨髄腫を患い闘病中。22年10月には心不全で3日間意識不明になっていた。
車いすの花子といすに座った大助がセンターマイクを挟む新しいスタイルで約20分間のしゃべくり漫才。体調の経過や闘病中の出来事をネタにして爆笑をさらった。自宅での大助の献身的な介護にも話が及び、大助は「居間にあんた(花子)の介護ベッドがあって、俺、その横の床の上に布団敷いて4年寝てんねんで」と話した。
イベント後、花子は大助について「ものすごく心配性ですよ」と明かした。「トイレに行くとすぐのぞきにきます。倒れたらあかんと思って。ちょっとでも声出すとすぐに『大丈夫!?』って。朝ご飯も毎日、楽しそうに作ってくれます」。
一方、大助は「もっとおいしそうに食べて」と花子へ注文。「主婦の気持ちがようわかる。亭主が『塩辛い』って文句言うとか、それを今僕が経験しています」と話した。しかし、妻への愛情はたっぷり。「そばにいてくれるだけでいい。好きで一緒になった女房なのでその気持ちは変わらない」と熱く語った。