今年も出現 富士山山肌に“農鳥”春の風物詩 田植え開始の目安に

 富士山の山肌に、鳥が羽ばたくような白い模様の「農鳥」が今年も出現した。山梨県側の7、8合目に解け残った雪で見える現象。春の風物詩で、田植えを始める目安として地元に伝えられている。

 同県富士吉田市によると、今年は暖かい日が比較的多く、雪解けが速く進行。例年より10日ほど早いお目見えとなった。多くの観光客が訪れる大型連休の真っただ中に現れた農鳥に、市の担当者は「富士山の楽しみ方の一つとして知ってもらえたら」と話した。農鳥は天候次第で約1週間、見ることができる。

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