松本潤 家康「出陣じゃぁ~!」にファン絶叫「殿~ッ!!」 浜松まつり68万人大フィーバー 松本興奮「すごかった」
NHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜、後8・00)で主人公の徳川家康役を演じている嵐・松本潤(39)が5日、静岡県浜松市で行われた「家康公騎馬武者行列@浜松まつり」に参加した。2万2000人だった観覧エリアの抽選に外れた人も含め約68万人が来場する“松潤フィーバー”に、市と静岡県警は厳戒態勢で警備。馬にまたがり「いざ、進め」と出陣の号令をかけた松本は、「殿~ッ!!」という熱烈な声援に笑顔で応えた。
“松潤家康”は平岩親吉役のハナコ・岡部大(33)、夏目広次役の甲本雅裕(57)、井伊直政役の板垣李光人(21)を従えて登場。「準備は良いか。参るぞ!徳川家臣団、出陣じゃぁ~!」。勇ましい号令にボルテージは最高潮に達した。
市街地中心部、約800メートルの区間を約20分かけてパレード。希望エリアに当選した2万2000人のみならず、沿道はナマ松潤を一目見ようとする人であふれかえった。「殿~ッ!」。歓声に絶叫に悲鳴。周辺の建物の上階からも声援が送られ、松本は隅々まで手を振り、笑顔を届けた。
恒例イベントが国民的アイドル降臨で空前の大フィーバーに。コロナ禍で4年ぶりの開催だったこともあり、前代未聞の大盛況だ。警備も地下道を封鎖するなど厳戒態勢で、「群衆雪崩」防止のため市職員と民間警備会社で計1000人を動員。市の担当者は「過去に例を見ない対応」と話し、静岡県警も大規模配備に追われた。
松本は「すごかった。僕らは何か賞をいただくとか優勝するとかないので、パレードに参加させていただくことってない。貴重な経験」と興奮。降り注ぐ「殿」呼びを「これまで『松潤』とか『MJ』とか『嵐』とかはあるけど、道で『殿』と呼ばれるとうれし恥ずかしというか、そういう気持ち」と照れくさそうに受け止めた。
“お膝元”の熱狂を目の当たりにし、「地元の皆さんの愛する家康公を精いっぱい演じていきたいと改めて思いました」と決意も新た。7日放送ではハイライトの一つ、三方原の戦いを迎える。
1月にスタートし、全体の3分の1を終えたが、「どうやって平和な世を築き家康になるのか、最後まで見届けていただけるよう、精いっぱい頑張りたい」と語り、最後は「浜松を、いざ、守り抜くぞ!」とガッツポーズで締めくくった。