伝説のギタリスト ロリー・ギャラガー 未発表ライブ盤2枚組7・7発売
アイルランド出身の伝説的ギタリスト、ロリー・ギャラガーの未発表ライブ音源が2枚組CDアルバム「オール・アラウンド・マン-ライヴ・イン・ロンドン」として7月7日にリリースされることが8日、発表された。
本作はラストアルバム「フレッシュ・エヴィデンス」(1990年)発表後の90年12月28日、ロンドンのタウン&カントリー・クラブにおける名演が収録されており、23曲全てが未発表音源だ。
「フレッシュ・エヴィデンス」収録曲、代表曲(「シャドウ・プレイ」、「タトゥード・レディ(いれずみの女)」など)、ブルース・レジェンドのカバーまで幅広い楽曲が収録され、自身の「ライヴ・イン・ヨーロッパ」(72年)、「ライヴ・イン・アイルランド」(74年)といった名盤にも負けず劣らずのパフォーマンスを披露している。
バンドは長年、ギャラガーを支えたジェリー・マカヴォイ(ベース)とブレンダン・オニール(ドラムス)、オアシスやトーク・トークらとの共演でも知られるナイン・ビロウ・ゼロのマーク・フェルサム(ハーモニカ)、ソロおよびセッション・マンとして活躍するゲラント・ワトキンス(ピアノ、オルガン、アコーディオン)。
英文ブックレットには当時のステージの写真資料、ギャラガーとも親交のあった音楽ジャーナリスト、ナイジェル・サマリーのライナーノーツを掲載。音源は新たに発見されたマルチトラック・テープを基にミキシングし、アビー・ロード・スタジオでマスタリングを施した最新マスターが使用されている。
【ギャラガーについてのギタリストたちの言葉】
「ロリー・ギャラガーは俺の音楽人生を変えてくれた。俺がギターを弾き始めたのは彼のおかげさ」(ジョニー・マー)
「ロリーのサウンドは他の誰とも違っていた……。音色にしろアプローチにしろ、彼のすべてがすごく個性的で独特だった。彼はいつだって俺の大きな憧れなんだ」(スラッシュ)
「ロリーはおそらく、俺が見てきた中で最も『生粋のギタリスト』と呼ぶにふさわしい人物だ。何度も共演したけど、彼が同じフレーズを繰り返すのを見たことがない…。彼はまさに究極のパフォーマーだった」(リッチー・ブラックモア)
「彼は、俺をブルースの世界に引き戻してくれた張本人だ」(エリック・クラプトン)