１０日に放送されたＮＨＫ連続テレビ小説「らんまん」では、普段はおっとりの万太郎（神木隆之介）が、トランクを盗み、中の植物標本を燃やそうとした倉木（大東駿介）に迫力の啖呵を切り、ネットではやはり祖母・タキ（松坂慶子）の孫との声が上がった。

　この日の「らんまん」では、万太郎と竹雄（志尊淳）が盗まれたトランクの中身の植物標本を燃やそうとしていた男を発見する。

　万太郎は「わしには大切な物、トランクはいいけ、それだけは」と言うと、男は盗んでおきながら「なら買い取れ」と言い放つ。万太郎は「１００（円）払う」と大金を払うと約束するも「植物がちょっとでも傷ついたらわしは払わん」とピシャリ。この標本に金を払うのは自分だけだといい「金に換えたいならおとなしゅう返せ」と言い放つ。

　男は金を先に出せというも、万太郎は標本が先と譲らず「みくびるな！」と一喝。「今更渋ると思うか？おまんが燃やそうとしちょるは、わしの命そのものじゃ」「出すと言ったら出す。だが１枚でも損なったらわしは出さん！」と言い放ち「返しや！」と迫力の啖呵を切る。

　土佐弁での迫力の啖呵といえば、万太郎の祖母・タキが、万太郎を逮捕した警察に対し「孫を能なし呼ばわりしたら、許さんぞね！」と一喝するシーンが思い出される。

　ネットでも、いつもはおとなしい万太郎の迫力啖呵に「一喝するときの万太郎に祖母の面影がスッと重なって、さすがだ神木隆之介と毎度のことながらうなる」「万太郎の気迫は祖母譲り！」「箱入り坊っちゃん万太郎の祖母譲りの啖呵も良かった」などの声が上がっていた。