実力派棋士が日本プロ麻雀連盟に入会 異例の二刀流!鈴木大介九段、Mリーグ「ぜひ出たい」
将棋の鈴木大介九段(48)が11日、都内で会見して日本プロ麻雀連盟加入を発表した。
将棋では2度のタイトル戦挑戦に加え、NHK杯優勝などの実績を持つ鈴木九段だが、麻雀の実力も高い。「子供の頃の家族麻雀から始まった」というが、棋士間での麻雀の強豪と知られており、19年にはプロも交えた麻雀最強位戦で優勝。プロへの憧れは以前から抱いていたものの、趣味の一つと捉えていた麻雀で「プロの方に交流ができて(プロ入りの)興味がわいた」という。
将棋連盟の常務理事職が6月で満期となることもあり、プロ挑戦を決意。5日付で同連盟の資格を得た。
目指すはプロ棋士とプロ雀士の二刀流。「個人としては、麻雀界に入ったから将棋の成績が落ちたというのはプライドが許さないので順位を上げているように。どっちか勝てば良いやというつもりはまったくない」と力強く語った。
精鋭がそろうMリーグへの参戦についても「憧れの舞台。ゼロからのスタートなので大層なことは言えないが、機会があればぜひ出たい」と意気込んだ。