殺人容疑で逮捕の中学教諭 FXやギャンブル等で数百万円借金か

 送検される尾本幸祐容疑者
 尾本容疑者が勤務していた中学校(撮影・小川泰平)
 事件現場となった被害者の自宅=撮影・小川泰平
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 東京都江戸川区の住宅で今年2月、住人男性を殺害したとして、殺人容疑で逮捕された区立中教諭尾本幸祐容疑者(36)が、外国為替証拠金取引(FX)やギャンブルで数百万円の借金を抱えていたとみられることが11日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁小松川署捜査本部は、金品窃取目的で侵入し、職場から帰宅した男性と鉢合わせして襲った可能性があるとみて調べる。

 殺害されたのは契約社員山岸正文さん(63)。捜査関係者によると、尾本容疑者は逮捕時「事件には関わっていません」と容疑を否認したが、その後黙秘している。逮捕前の任意の事情聴取で「荷物を運ぶのを手伝ってほしいと男性に言われ男性宅に入ったことがある」という趣旨の説明をしていたことも判明。警視庁は借金の実態などを確認するため押収したスマートフォンの解析などを進めるとともに、近く職場の机などを捜索する。警視庁は11日、尾本容疑者を送検した。

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