千原ジュニア 4コマ漫画本出版「ふがいない思いをしながら描いています」
お笑いコンビ・千原兄弟の千原ジュニア(49)が14日、都内で4コマ漫画新刊「嗚呼 蝶でありたい」(15日発売、扶桑社)発売記念記者会見を行った。
2020年から週刊SPA!で連載中の4コマ漫画「囚囚囚囚」を書籍化し、ジュニアの世界観を体現した一冊が完成した。画力には自信がないようで、「僕が手を出せる世界ではないと思っている」と語るが、出版社の熱いラブコールに根負けして、連載を開始した。
主戦場のコントは「自分の中に正解があって作るので、それとは違いますね」と実感する。2年半の連載を振り返り、「めちゃめちゃ難しいです。画力があれば笑いとか伝わりやすくなるのに…とふがいない思いをしながら描いています。初期から全然上達してないです。アイデアだけ渡すんで、絵がうまい人に描いてほしいです」と謙遜しきりだった。
タイトルは、人間は蝶(ちょう)と蛾(が)のどちらかに分類されるという持論のもと、「おみそ汁をいただいて、ふたを戻してごちそうさまと言う人は蝶。新幹線に乗ってもリクライニングもテーブルも倒して降りる人は蛾。(自分は)蝶でありたい」という思いから。相方で兄の千原せいじ(53)は「蛾。逆に羽を閉じるくらい」と笑わせた一方で「人との距離の詰め方とか(憧れる)。僕は友達と仲良くなるのに6年掛かってる。せいじは新幹線で隣になった人と仲良くなって、名古屋らへんでケンカしてました」と明かした。