ジャニーズのジュリー社長 性加害問題を謝罪「二度と起こってはならない」「臆測による誹謗中傷被害にも配慮」

 株式会社ジャニーズ事務所の代表取締役社長、藤島ジュリー景子氏が14日、創業者である故ジャニー喜多川氏の性加害問題について、動画と文書で見解を明らかにした。

 藤島氏はこの問題について「世の中を大きくお騒がせしておりますこと心よりお詫び申上げます。何よりもまず被害を訴えられている方々に対して深く、深くお詫び申上げます。そして関係者の方々、ファン皆様に大きな失望とご不安を与えてしまいましたこと、重ねてお詫び申し上げます」と謝罪した。

 その上で、「各方面から頂いておりますご質問に対して、また本件に関する事務所の見解及び今後の対応について」文書で答えた。

 性加害問題についての英BBCの報道、元所属タレントのカウアン・オカモト氏の告発が事実なのか、という質問には「当然のことながら問題がなかったとは一切思っておりません。加えて会社としても、私個人としても、そのような行為自体は決して許されることではないと考えております。一方で、当事者であるジャニー喜多川に確認できない中で、私どもの方から個別の告発内容について『事実』と認める、認めないと一言で言い切ることは容易ではなく、さらには憶測による誹謗中傷等の二次被害についても慎重に配慮しなければならないことから、この点につきましてはどうかご理解いただきたく存じます。とは言え、目の前に被害にあったと言われる方々がいらっしゃることを、私たちは大変重く、重く受け止めております」と回答した。

 また、オカモト氏と会ったか、会ったとすれば何のために会ったのかとの質問には「お会いしました。私が直接お会いして、長い時間お互いにお話をしました。今後このようなことが二度と起こってはならない。その為にも彼が声をあげられたということを深く理解しました。一方でご本人以外の他人のプライバシーに関わる問題や、憶測を助長するようなご発言に関しては、私の見解をお伝えさせていただきました。まだまだこれからではありますが、私たちが変わるきっかけを下さったと受け止めております」と答えた。

 被害を訴えてきた人たちに対して、どのように向き合う予定か?という質問には「デリケートな内容であり、詳細については検討中ではありますが、被害を訴えておられる方々、精神的に苦しんでおられる方々に対しては、カウンセラーをはじめ、専門家の力もお借りしつつ、誠実に向き合ってまいります。それをやらずして、私たちに未来はないと考えております」と回答。

 自身の経営責任をどう考えているか?また責任がある場合どう責任を取るとお考えか?との質問には「責任はあったと考えております。当時の私は、取締役とはいいながらも名ばかりとなっており、その職責を果たせていませんでした。また本件については自らも積極的に知ろうとしたり、追求しなかったことについて責任があると考えております。責任の取り方ですが、私が辞職する選択肢も考えました。ただ今すべきはこの問題から逃げることなく、被害を訴えてこられた方々に向き合うこと、さらにこれから先、二度と同様の問題が起こらないよう、既に着手し始めている経営改革、社内意識の抜本的改善をやり抜くことだと考えております。あらゆる厳しいご意見も真摯に受け止め、所属しているタレントたちの今、そして未来への想いを尊重しながら対話を重ねていく、それが自分にできる責任の取り方だと考えております」と答えている。

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