フジ解説委員 マイナカードたらい回しに強烈皮肉「デジタル時代でも縦割り行政は盤石」
フジテレビの風間晋解説委員が15日、同局「めざまし8」で、マイナンバー保険証で他人の情報が出てきたことで、対応をたらい回しされた人がいたことに「デジタル時代になっても、縦割り行政は盤石らしい」と強烈に皮肉った。
この日はマイナ保険証で、別人情報が出た問題を取り上げた。別人情報が出た人は役所へ対応を求めたところ、総務省、デジタル庁、厚労省など対応をたらい回しにされたことも紹介した。
これにMCの谷原章介は「対応窓口がたらい回しされ続ける、責任所在が定まってない感じが嫌ですね」と水を向けると、風間解説委員は「デジタル時代になっても、縦割り行政はどうやら盤石らしいと。そういうことですよね」と皮肉を交えてコメント。
そして「本来、マイナンバーカードは国民に向けて分け隔てなく高品質のサービス提供する、それによって行政側も効率化を進めていってという話だったと思うが、便利ですよと言っている割には、本来こうしたいっていう部分がなんとなく希薄になったという気がしてならない」とも語った。
弁護士の橋下徹氏は「問題が起きたときの対応方法、問題だ、で終わりじゃなく、窓口一本化にして対応すればいいと思う」とした後、「新しいシステムは問題が必ず生じる。新しいものの不安感が強いから(問題が)出るとクローズアップされるが、紙のカルテでも問題は山ほどあった」と指摘。デジタルの問題ばかりを指摘せず、前に進めていく必要性も訴えていた。