光石研 地元撮影の主演作がカンヌ国際映画祭出品へ「カンヌで北九州弁が流れるのうれしい」
俳優の光石研(61)が17日、都内で、主演映画「逃げきれた夢」(6月9日公開)の先行上映会に出席。同作は自身の出身地である北九州でオールロケをした作品で、第76回カンヌ国際映画祭に出品される喜びを語った。
同映画祭のACID部門に応募総数約600作品の中から選出されて出品される。二ノ宮隆太郎監督(36)とカンヌへ向かうという光石は「カンヌの地で北九州弁が流れるのがうれしいですね」と思いを巡らせた。
同作は人生のターニングポイントを迎えた男が主人公。監督が光石に取材し、脚本を当て書きしている。光石は「生まれ育った地での撮影は恥ずかしかったですね。子供の頃に遊んでいた場所だから」と照れ笑いした。
劇中で登場する主人公の父を演じたのは、光石の本物の父であることが明かされた。監督の意向で親子共演を果たし、「スタッフに迷惑をかけるんじゃないかと思ってヒヤヒヤしました」と苦笑いを浮かべていた。
舞台あいさつには、共演の吉本実憂(26)、工藤遥(23)、坂井真紀(53)、松重豊(60)らも出席した。