松竹 四代目市川段四郎夫妻の訃報「痛切の極み」と文書発表 猿之助の状況は「把握いたしておりません」
歌舞伎俳優の市川猿之助(本名・喜熨斗孝彦=きのし・たかひこ=47)が18日午前、都内の自宅で倒れ意識もうろうとなって緊急搬送されたことが分かった。自宅を訪れたマネジャーが猿之助と両親が倒れているのを見つけて119番通報。捜査関係者によると、母の喜熨斗延子さん(75)は自宅で、父で歌舞伎俳優の市川段四郎さん(同弘之=76)は搬送先でそれぞれ死亡が確認された。猿之助は命に別条はないが、現場の状況から自殺を図ったとみられ、警視庁は回復を待って経緯を聴く方針。
松竹は18日夜に「本日の報道に関しまして」との文書を発表した。
四代目市川段四郎夫妻の訃報を「痛切の極み」と悼んだ。猿之助の状況を「詳細な情報を把握いたしておりません。警察ならびに病院にて対応をいただいているものと認識しており、各方面からの情報把握に努めている」と述べ「状況をご説明させていただける状況になりました際には改めてお知らせいたします」と理解を求めた。
また「お客様をはじめ、公演関係者の皆さまには、多大なるご迷惑、ご心配をおかけいたしますことを深くおわび申し上げます」と謝罪も記した。
猿之助の所属事務所も同内容の発表をした。
◆厚労省のホームページで紹介している主な電話相談窓口は次の通り。
▽いのちの電話
(0570)783556(午前10時~午後10時)
(0120)783556(午後4~9時、毎月10日は午前8時~翌日午前8時)
▽こころの健康相談統一ダイヤル
(0570)064556(対応の曜日・時間は自治体により異なる)