明石の暴言王・泉房穂氏「もっと売れると思った」増刷2度も「なんで写真集に負けんねん」村上春樹氏にライバル心
今年4月末に退任した前明石市長の泉房穂氏(59)が20日、大阪・ジュンク堂書店大阪本店で著書「政治はケンカだ! 明石市長の12年」の出版記念会見を行った。
5月1日の発売から約3週間で2度増刷し、2万部を発行したが「口悪いんですけど、正直もっと売れると思った(笑)。この程度か、とすごくショックで」と不満げ。「(市長を務めた)12年間の卒業論文として世に出している」とメッセージを込めた作品だけに多くの人に読んでほしいと話し、「こんなん売れているうちに入りませんよ。こんなぐらいでは世の中変わらんもん。タレントの写真集を抜いてこそ世の中が変わると思う」と訴えた。「村上春樹コーナーってありますやん。(泉氏の)コーナー作ってくれても」とノーベル賞候補の国民作家にライバル心を燃やし、書店へ売り場拡大をリクエストしていた。
泉氏は2011年から兵庫県明石市長を務め、子育て政策を打ち出した一方、暴言がたびたび問題になり“暴言王”として知られる。22年秋、市議に暴言を浴びせたことで政治家引退を表明した。