落語芸術協会のファン感謝祭「芸協らくごまつり２０２３」が２１日、東京・芸能花伝舎で行われ、同協会会長の春風亭昇太（６３）、副会長の春風亭柳橋（６６）、三遊亭小遊三（７６）、桂米助（７５）が登場した。

　４年ぶりのリアル開催となり、たくさんのファンが駆けつけた。昇太はファンとの対面に「ちょっとずつこういうことができるようになってありがたい。久しぶりでワクワクしています」と満足顔を見せた。

　芸協所属の若手ユニット・成金など、若手が活躍していることに、「芸協は調子がいい。いい時に会長になったなと。昔から『運だけは名人級』と言われた面目躍如です」とニヤリ。一方で「若手が出ないことには業界が発展しないので、うれしく思っています。問題はこれからなんです。後に続いてくれるといいなと思ってますし、僕たちも若手に感化されて頑張りたい」と語った。

　小遊三は「芸協全員参加です。忙しいなんて言ってられません、ゼレンスキーも来たんですから！」とウクライナのゼレンスキー大統領が来日して話題となっている、開催中のＧ７広島サミットに対抗し、笑わせた。厳戒警備の広島市に対して、米助は「（本イベントは）警備員が少なすぎる」と嘆いたが、昇太は「警備員を必要としないイベントです」と平和をアピールしていた。