鈴木宗男氏 ゼレンスキー氏「がっかりしたのでは」日本の武器供与なく G7ロ大統領呼ばず「話にならない」

 日本維新の会の鈴木宗男参議院議員が22日、公式ブログを更新。G7広島サミットに出席したウクライナのゼレンスキー大統領が「ガッカリしたのではないか」と推測した。

 宗男氏は「G7広島サミットが予定通り混乱もなく淡々と進められ、無事終わったことは何よりだった。広島出身の岸田総理は感慨一入(かんがいひとしお)の思いであったことだろう」とまずはねぎらい。

 続けて「G7の首脳が一緒に献花する姿、更に原爆資料館で原爆のもたらした悲劇を各国首脳が目に、頭に焼き付けたことだろう。韓国の尹大統領と岸田総理が一緒に韓国人被爆者の慰霊碑に献花する姿に、戦後78年にして、初めてのことを何ともいえぬ思いでテレビを見つめた」と感慨深げにつづった。

 その上で「間違いなく新しい景色は見えた。これから世界平和に向けて、どう実行に移して行くかである。確実に責任を果たしてほしいものである」と注文をつけた。

 日本はウクライナに「100台規模のトラック、3万食の非常用食料等」の支援を約束。宗男氏は「これではゼレンスキー大統領も日本に来たかいがあったかどうか、ガッカリしたのではないか」と予想した。

 さらに「G7サミットで日本発、停戦に向けての協議を期待したが、ウクライナだけを呼んで、一方の当事国ロシアに声をかけないでは話し合いにならない。どこかの時点でどこが仲介の労を取るかがこれからのポイントでないか。中国、インド、ブラジルの立ち位置を注目して行きたい」とした。

 宗男氏は、20日のブログでも「G7というならプーチン大統領、ゼレンスキー大統領両方呼ぶべき」と主張し、話題となった。

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