俳優の大泉洋が２３日、都内で行われた「第４１回　向田邦子賞」の贈賞式に出席。出演した昨年のＮＨＫ大河ドラマ「鎌倉殿の１３人」で脚本家の三谷幸喜氏が同賞を受賞したことを祝った。

　三谷氏は「向田邦子さんは僕にとって憧れであり目標。本を書くときは必ず向田さんのシナリオを読み返し、どうすれば向田さんに近づくことができるだろうかと考えながら書いています」と感激のスピーチ。

　同ドラマで源頼朝として見事に悪役を演じきった大泉は「三谷さんから『やはり、あなたは日本中の嫌われ者になってしまいましたね。でも僕は大好きです』ってメールをいただいたのが救いでした」と話した。

　放送当時のネット上では「頼朝嫌い」「全部大泉のせい」がトレンドとなるなど、徹底したヒールぶりで大泉にも怒りの矛先が向けられた。「昨年はどこに行っても『全部大泉のせい』と言われました。小学校５年生で毎週楽しみに見ていた娘から『パパ、何やってんだよぉ！？ダメだよ上総介を殺しちゃ！あれは三谷さんヒドいよ！』と私をおもんぱかっていました」と明かして笑わせていた。