小林幸子 新潟で恒例田植え「地震を忘れないためにも」継続宣言 東農大学生らも参加
新潟県出身の歌手・小林幸子(69)が25日、同県長岡市の山古志地区にある「小林幸子田」で、毎年恒例の田植えを行った。長靴で田んぼに入り、晴天を見上げて「田植え日和!」と笑顔。例年通り、山古志小学校の生徒らの参加に目を細め「食べることの意味や尊さを知ってもらえたら」と話した。
田植えは04年の中越地震復興支援を目的に開始。小林は「地震を忘れないためにも私はずっと続けていきたい。農業って本当にパワーを与えてくれるので」と今後も継続していくことを誓い、子どもたちと泥だらけになりながら田植えに精を出していた。
今年は東京農業大学・江口文陽学長(58)と学生らも参加。江口学長が「幸子さんは15年ぐらいお米を作っていらっしゃる。そのお米で作ったおにぎりを食べたときの喜びを広めていただきたい」と話すと、小林は「もう本当に涙が出ますよね。具を入れない塩おにぎりが一番おいしいんです」と強くうなずいた。今年収穫する米は、家庭で食事をとれない子どもたちを対象にした「子ども食堂」に提供する予定。