カンヌ男優賞の役所広司が凱旋イベント!共演陣&会場祝福に感謝「みなさんの応援が届いていました」

 小日向文世(左)にいじられ苦笑いの役所広司(撮影・園田高夫)
 (前列左から)西浦正記監督、小日向文世、役所広司、竹野内豊、石田ゆり子、(後列左から)増本淳プロデューサー、小林薫、遠藤憲一、中田秀夫監督(撮影・園田高夫)
 遠藤憲一(右から2人目)にもいじられる役所広司(左から2人目)=撮影・園田高夫
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 俳優・役所広司(67)が30日、都内で行われたNETFLIXの主演ドラマ「THE DAYS」(6月1日配信開始)ワールドプレミア舞台あいさつに登壇した。

 役所は28日(現地時間27日)にフランスで行われた第76回カンヌ国際映画祭で、「パーフェクトデイズ」(ビム・ベンダース監督、日本公開未定)で男優賞を受賞し、帰国後初イベント。司会から受賞を祝福されると会場から大きな拍手が起こった。役所は「昨日、帰ってきました。みなさんの応援が届いていました。ありがとうございます」と感謝を伝えた。「『THE DAYS』も『パーフェクトデイズ』も名前が似てますけど、この作品はみんなで志をもって作った作品です」と笑いを誘いつつあいさつした。

 共演の竹野内豊(52)、小日向文世(69)、小林薫(71)、遠藤憲一(61)、石田ゆり子(53)ら豪華共演陣も、カンヌ受賞を祝福。小日向は「賞をとっていただいて、このドラマをたくさんの方が興味を持っていただけるんだと思って、本当におめでとうございます!」、遠藤は「ノリノリじゃないですか!役所さんずっとノリノリですよね、そのパワーを尊敬してます」と声をかけた。

 本ドラマは全8話で、2011年3月の東日本大震災当時の福島第一原発事故に立ち向かう政府、電力会社、現場をリアルに描く。役所が演じるのは第一原発所長。「事故の時の恐怖心がだんだん薄れていくんですが、こういう時期だから世界中がエネルギーについて考えなきゃいけないし、国民一人一人が考えて投票しなきゃいけない。ドラマをきっかけに立ち返って考えていただきたい」と呼びかけた。

 役所のカンヌ男優賞受賞は、日本人では2004年「誰も知らない」の柳楽優弥(33)以来、19年ぶり2人目。脚本家の坂元裕二氏(56)が是枝裕和監督作品「怪物」で脚本賞を受賞し、日本映画2作品がカンヌのコンペティション部門で主要賞を同時受賞するのは初の快挙だった。

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