フジテレビの竹俣紅アナウンサーが１日、同局系ニュース番組「イット！」に出演し、この日、渡辺明名人に勝利して名人を獲得した藤井聡太竜王（２０＝王位、叡王、棋王、王将、棋聖との六冠）への思いを語った。藤井竜王は、シリーズ４勝１敗で名人を獲得。史上最年少での名人となり、史上最年少七冠も達成した。

　番組のエンディング直前で藤井名人誕生のニュースが飛び込んできた。元女流棋士として活躍した竹俣アナは「本当にすごいことなんですけど、わたしが注目したいのは、今回の名人戦はちょっと昭和レトロな戦い方だったんですよ」と解説。「ただ、この２人が指したことによって、これからこれが令和のトレンドになっていくかもしれないっていう、そういう分岐点でもあって、そこに注目したいんですよね」と言葉に力を込めた。

　「昭和レトロ」スタイルを説明する時間はなかったが、キャスターの榎並大二郎アナは「原点回帰じゃないけども、あまり最近では使われていない手だった？」と確認。竹俣アナは「はい」と認めた上で「リバイバルのような形で来るんじゃないかと、ちょっとワクワクしています」と快挙に笑顔を見せていた。