羽生九段「フロントランナーとしてさらなる活躍を」藤井七冠にエール

史上最年少で名人を獲得し、会見を行う藤井聡太新名人=長野県高山村の藤井荘(撮影・伊藤笙子)
 羽生善治九段
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 「第81期名人戦七番勝負・第5局2日目」(1日、長野県上高井郡「緑霞山宿 藤井荘」)

 将棋の藤井聡太竜王(20)=王位・叡王・棋王・王将・棋聖との六冠=が1日、渡辺明名人(39)を破り、4勝1敗で名人を初獲得し、七冠となった。これまでの最年少名人は1983年、谷川浩司17世名人(61)が樹立した21歳2カ月で、藤井新名人はこの記録を40年ぶりに更新。羽生九段が7タイトル時代の96年に全冠独占したのは、25歳4カ月だった。記録を塗り替えられた羽生九段が、新名人への思いと今後への期待を語った。

  ◇  ◇

 自身が保持していた最年少七冠記録を破られた羽生善治九段(52)は、新名人を「史上最年少での名人獲得と七冠達成、誠におめでとうございます」と祝福した。96年2月に王将戦を制し25歳4カ月で七冠を達成したが、藤井竜王はその記録を4年6カ月更新。偉業を成し遂げた新名人に「前人未到の大記録の達成は、将棋に興味を持つ子供たちに大きな夢と希望を与えます。これからも将棋の魅力を伝えるフロントランナーとして更なる飛躍を遂げ活躍される事を期待しています」と最大級の賛辞とともにエールを送った。

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