俳優の生田斗真（３８）が２日、都内で、主演映画「渇水」の初日舞台あいさつに出席。公開初日は大雨だったが、「天候がどうであれ、初日という日は嬉しくて何度迎えてもいいもの」と晴れ晴れとした笑顔を見せた。

　孤独を抱えた水道局職員と幼い姉妹が繰り広げるヒューマンドラマ。台湾のほか、６月９日開幕の上海国際映画祭で上映が決定しており、生田は「国を超えて我々の一生懸命作った作品を届けられて嬉しい」と喜んだ。

　今年のカンヌ国際映画祭は、俳優の役所広司が最優秀男優賞を受賞。この快挙について触れて、「役所さんが受賞されていて、励みになります。かっこいい。我々も頑張らないといけない」と役者として気合を入れた。

　橋正弥監督から「生田さんは最初から目の力に射抜かれた。映画冒頭から目が疲れていく様子を表現していて感銘を受けた」と称賛の嵐を受け、生田は「どんな顔をして聞いていいか分からないけど、うれしいです」とはにかんだ。