猿之助休演の「六月大歌舞伎」が初日 代役・中村壱太郎に拍手「代役とは思えなかった」との声

 六月大歌舞伎の初日を迎えた歌舞伎座(撮影・西岡正)
 六月大歌舞伎の初日を迎えた歌舞伎座(撮影・西岡正)
 六月大歌舞伎の初日を迎えた歌舞伎座(撮影・西岡正)
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 歌舞伎座の「六月大歌舞伎」(25日まで)が3日、初日を迎えた。昼の部の「傾城反魂香」では、休演した市川猿之助(47)の役を中村壱太郎(32)が代わって演じた。

 壱太郎は、言葉が不自由な絵師の夫(市川中車)を支える妻役を演じた。しなやかな所作や立ち回りなどを見せて好演すると、客席からは大きな拍手が起きた。観劇した50代の女性は「とても良かった。(壱太郎は)代役とは思えなかったですし、中車さんも頑張っていらして」と感想を述べた。

 猿之助は、5月18日に都内の自宅で両親とともに倒れているのが見つかって救急搬送。両親の死亡が同日確認され、その後は警察による対応が続いており、休演が続いている。またこの日、松竹からは出演を予定していた10月までの公演を休演すると発表された。

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