俳優の松下洸平（３６）が３日、大阪市内で出演舞台「こまつ座　第１４７回公演『闇に咲く花』」（８月４～３０日、東京・紀伊國屋サザンシアターＴＡＫＡＳＨＩＭＡＹＡ。９月６～１０日、大阪・新歌舞伎座ほか）の取材会を行った。

　劇作家・井上ひさしさんが手がけた名作で、戦後の混乱を生き抜く庶民の姿を描く。台本について松下は「井上さんの思いが詰まった一言一言だと思いました」としみじみ話し、「結構前から台本をいただいていたんですが、覚える勇気がなかなか出ず。生半可な気持ちではトライできない大事な作品」とかみしめた。

　松下は、元野球部のエース投手で記憶障害に陥る青年を演じるが、自身は野球が苦手だと苦笑い。白球を手にしたポスタービジュアルを指し「全然違う持ち方をしていたみたいで、このボールの持ち方も浅利くんに教えてもらったんです」と、野球が得意な共演の浅利陽介（３５）とのやりとりを明かした。