韓国の男性７人組グループ・ＢＴＳのＳＵＧＡ（３０）が４日、神奈川・ぴあアリーナＭＭで、ソロ初となるワールドツアーの日本公演の最終日を迎え、３日間で２万７０００人を動員した。来日公演は、２０１９年のＢＴＳでのスタジアム公演以来４年ぶり。

　４月の米国公演を皮切りにスタートしたツアー。ステージに現れたＳＵＧＡは「皆さんに会えてうれしい。日本でのソロコンサートは初めてですごく楽しみでした。もう最後の公演。寂しい」と日本語であいさつした。

　２時間の公演は「Ｓｅｅｓａｗ」「Ｄａｅｃｈｗｉｔａ」など全２３曲を熱唱。歌唱中に咳込む姿が見られ、「コンディション１００％でない。６０～７０％に上がってきた」と体調について説明する場面も。それでも力を振り絞り、黄色い歓声に充実の表情を浮かべた。

　ＢＴＳはメンバーの兵役などの関係で、現在は精力的にソロ活動に取り組んでいる。単独のステージだけに「メンバーがいなくて、１人で歌うと寂しい」と心境を明かしつつ、「皆さんが一緒に歌ってくれて心強かったです。ＡＲＭＹ（ファンの総称）しか勝たん」と愛の告白。さらにアンコールでは「次回僕が公演する時は７人で行います」と、カムバックを日本のＡＲＭＹに約束した。