鶴瓶 上岡龍太郎さん引退後の電話にタジタジ「そうですかとしか言われへん」 訃報は鶴瓶~さんま~紳助さんで伝わる
落語家の笑福亭鶴瓶(71)が4日、MBSラジオ「ヤングタウン日曜日」の生放送で、5月19日に亡くなった上岡龍太郎さんとの思い出を語った。
上岡さんの息子からの連絡で上岡さんの他界を知った鶴瓶。上岡さんを慕っていた島田紳助さん(67)に訃報を伝えたいという上岡さん息子からの希望をうけ、紳助さんの連絡先を知る明石家さんま(67)に伝言を頼んだ。「(上岡さん息子からのメールの内容は)僕の心の中にとどめておきます。すてきなメールでした」と語った。
鶴瓶は「もっと悲しんでいる人がたくさんいる」とし「おくやみのコメントを一切しない」と話したが、思い出話には口数が増えた。2000年に上岡さんが芸能界を引退した後も連絡を取っていたと明かし、「僕に電話がかかってきた。『鶴瓶ちゃん。あんた、ようCM出てるけどあんたのことが嫌いな人はたまらんで』って。(せっかく)電話をいただいて、番組じゃないから『そうですか』としか言われへん」と上岡さんならではの鋭い視点にタジタジになった思い出を振り返った。「もっといろいろメールをいただいたけど、言えないやつがいっぱいあります。面白い人で優しい人でしたね」と懐かしんだ。
鶴瓶と上岡さんは読売テレビ「鶴瓶・上岡パペポTV」(87~98年)で長年、共演した。「なんで『パペポ』が始まったかというと、何かあったら楽屋に行ってこんなんやったと言うと(上岡さんが)ほんまに笑ってくれはるんですよ。うれしそうに鼻鳴らして。その時に話が来て、龍太郎師匠に『一緒にやってくれませんか』と言った」と番組の成り立ちを振り返った。