櫻井翔涙こらえ、ジャニーズの性加害問題に初言及「臆測で傷つく人たちがいる」「発言でまた臆測を呼ぶこと恐れています」
櫻井翔が5日、月曜キャスターを務める日本テレビ系「news zero」に出演。涙をにじませながら、ジャニーズ事務所の性加害問題について初めて言及した。櫻井は「この件について自分の言葉でお伝えできればと思います」と切り出し、「お伝えしたいことの一つは、臆測で傷つく人たちがいる、ということです」と声を震わせ、語り始めた。
「かつて同じジャニーズJr.として、同じ時間を共にしてきた大切な仲間の中には…」と語ると、涙があふれそうになり、ふぅと深呼吸。「すでにこの世界とは全く違うところで、新しい人生を歩んでいる人たちもたくさんいます。そういう人たちも含めてあらぬ臆測を呼び、今回の問題の対象となってしまうことは、何よりも避けなければいけない。避けたい。そこを考えるなかで、私自身、発言すること自体でまた臆測を呼び、広げ、無関係な人々まで傷付けるのではないか、ということを恐れています」としっかりとカメラを見つめ、声を震わせながらも力強い言葉で沈黙を守ってきた理由を説明しながら、思いを説明。
「ただです、だからこそ、ジャニーズ事務所は、話したくない人たちの口を無理やり開かせることなく、しっかりとプライバシーを保護した上で、どのようなことが起こっていたかを調査してほしい。そして二度とこのような不祥事が起こらないようにしなければならない」と訴え、「最後に、あらゆる性加害は許してはならないし、絶対に起こしてはならないと考えています」とと懸命に涙をこらえながら、あらゆる性被害、加害の撲滅を訴えた。
ジャニーズ所属の現役タレントとしては、東山紀之が初めて、5月21日、キャスターを務めるテレビ朝日系「サンデーLIVE!!」で言及。「この件に関しましては、最年長である私が最初に口を開くべきだと思い、後輩たちには極力待ってもらいました」と明かしていた。