スキマスイッチ 全力で奏でたヒットナンバー3時間 デビュー20周年ツアースタート

 全国アリーナツアーをスタートさせたスキマスイッチの大橋卓弥(左)と常田真太郎
 熱唱する大橋卓弥
 演奏する常田真太郎
3枚

 男性デュオ・スキマスイッチが6日、北海道札幌市のカナモトホールで、全国9カ所9公演を回るデビュー20周年記念ツアーをスタートさせた。7月5日発売のベストアルバム「POPMAN’S WORLD-Second-」を引っさげた半年がかりのツアー。ヒットナンバー連発のまさにベストなステージを展開し、観客1500人を魅了した。

 3年ぶりに声出し解禁。コロナ禍で空いていた観客との“スキマ”も埋まり、ボーカルの大橋卓弥(45)は「良い感じにたがが外れて良い!4曲歌ったけど、15曲歌った感じ」と少年のように大はしゃぎ。「みんなの歓声が僕らのご褒美」と恍惚(こうこつ)の表情を浮かべ、名曲「奏(かなで)」「ボクノート」を織り交ぜた3時間に及ぶステージを繰り広げた。

 デビューから全曲完全セルフプロデュースを貫き、20年たっても少年のように全力で音楽に向き合い続ける。今ではOfficial髭男dism、sumikaら若手から尊敬を集める存在だ。7月9日にデビュー20周年を迎えるが、大橋は「ここまで活動し続けられるとは夢にも思っていなくて、本当にいろんな人に感謝です」と頭を下げる。

 ピアノの常田真太郎(45)は「あっという間という感覚はあまりなく、長い時間かけてここまで来られた、来させてもらったんだなぁと数字を見る度に思っています」と積み上げてきた年月に感慨をにじませた。

 ツアーファイナルは12月22日の日本武道館。半年をかけて20年分の感謝をスキマなく伝えていく。

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