れいわ・山本太郎代表 委員長に飛びかかる 入管難民法改正案可決で怒声 自民党議員が負傷か

 外国人の収容・送還のルールを見直す入管難民法改正案が8日、参院法務委員会で可決され、9日の参院本会議で可決、成立の見通しとなった。3回目以降の難民申請者は強制送還の対象となり、本国で迫害を受ける恐れがあると危惧する声が高まっている。

 委員会室には「強行採決反対」との怒声が響き、杉久武委員長(47)に向かってれいわ新選組の山本太郎代表(48)が飛びかかり、間に入った与党議員らともみ合いになった。自民党は近くにいた自民議員らがけがをしたと訴え、9日にも懲罰動議を提出する方向で調整している。

 山本氏は千葉県船橋市での街頭演説会で「打撲したという方が本当にいらっしゃるなら、その方には申し訳ないという気持ちはあります」と陳謝しつつも、「この法案が通ってしまうと打撲どころか命を失う危険性が高まる人たちがたくさんいるってこと。そのために体を張った。それ以上でも以下でもない」と説明した。

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