テレ朝昼ニュースの顔・林美沙希アナ 入社10年 説得力のあるアナウンサーに 意外?趣味は麻雀

 テレビ朝日の林美沙希アナウンサーが、お昼のニュースの顔を務めている。「ANNニュース」(月~金曜、前11・45)などを担当し、全国にさまざまな情報を届ける。これまでスポーツや報道の現場で技術を磨いてきたが、オフタイムにはゴルフに加え、麻雀という女子アナにはちょっと珍しい趣味を持つ一面も。入社から10年がたち、描く未来図とは-。心境を聞いた。

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 緊迫するウクライナ情勢の最新情報から、米大リーグの大谷翔平選手の活躍ぶりなど、取り扱いは国内外問わずに多岐にわたる。15分間という短時間でそれぞれ正確に伝えることは容易ではないが「簡潔に伝えることと、悲しいニュースがあった後の明るいニュースなどの時は表情を気をつけます。一つ一つのニュースにしっかりと向き合うことを心がけています」と語る。

 4月で入社10年を迎えた。もともとは2002年の日韓W杯がきっかけでサッカーにハマった経験からスポーツ志望。新人時代は「やべっちF.C.」も担当し、その後はリポーターなど報道部門も経験した。全国ニュースを読む現在について「(入社時は)今、この場所にいる自分は全く想像していなかった」と語るが、「いろんな場所や現場で、いろんな方々からお話をうかがえるのが一番の魅力ですね」とうなずくように話した。

 カメラの前に立ち続ける緊張感あふれる仕事。オフタイムの重要性にも気がついた。現在の主なリラックス方法はゴルフと麻雀。3年ほど前から始めたゴルフは、練習不足で「全然上手くならなくて…」と頭をかくが「天気が良い中でやると、自然の中で開放感を感じられます」と貴重なリフレッシュの時間となっている。

 一方で、学生時代からの趣味の麻雀は、なかなか場が立たず「年に何回かですね。会社の人とたまに打つ程度です」。それでもプロ麻雀リーグの「Mリーグ」の動画視聴や、アプリで楽しむなど牌と親しんでいる。

 意外にも見える趣味のきっかけは、学生時代のバイト先。同僚と共にルールを覚え、同僚宅や、時に雀荘で牌を交わすうちに麻雀の魅力にハマった。好きな役は七対子(チートイツ)。「渋いと言われます。(アガリ牌の)選択を途中で変えられるし、チートイがあがれる日は自分の中で調子が良い」。思い出の役満を聞くと「振り込んだ方で…。親の四暗刻(スーアンコー)単騎。ダブル役満で『(点棒が)ないよ!』って怒りましたね」と懐かしそうに笑った。

 アナウンサー生活11年目。「これからは、もっと能動的に周りを巻き込んでいきたい」と語り、3・11の企画を立案し、アポ取りから取材、編集にも携わるなど視聴者への伝え方に工夫を凝らす。原点とも言えるスポーツへの熱意も変わらず、実況というジャンルへの興味も持っている。

 「スキルを高めていかないといけないですし、難しいとは思いますが、そこの世界に入っていきたい。Mリーグの実況?憧れますね。自分に自信を持って、より専門的に語ることのできる、説得力のあるアナウンサーになりたいです」。さまざまな経験が視野を広げた。だからこそ思い描く未来図は、大きく大きく膨らんでいく。

 ◆林美沙希(はやし・みさき)愛知県名古屋市出身。愛知淑徳高等学校から明治大学を経て、2013年にテレビ朝日入社。同期は弘中綾香アナ。現在の担当番組は「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜、前10・25)、「ANNニュース」(月~金曜、前11・45)。趣味は動物と戯れること、タイ料理店巡り、プロ雀士の動画を見ること。特技は水泳、楽器のユーフォニウム。

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