戦争体験の海老名香葉子さん コンサートで非戦と平和願う 露と宇の緊迫状態に「早く和解の話を」
3枚
1945年3月10日の東京大空襲で家族6人を失ったエッセイストの海老名香葉子さん(89)が9日、コンサート「~祈りを込めて~ババちゃまたちは伝えます」を都内で行った。
同コンサートでは海老名さんが戦争無き世を願い作詞した楽曲「ババちゃまたちは伝えます」が日本語、朝鮮語、中国語、英語それぞれのバージョンで披露された。
自身の戦争の体験を涙ながらに語った海老名さん。今現在も続くロシアとウクライナの緊迫状態に「戦争で苦しい思いをするのは一般市民。戦争だけはどうかどうか無くなるよう、祈ります。早く和解の話を進めていただきたい」と話し、「私のような悲しい思いは二度と子供達にさせたくない。公の場じゃ無くても、生きてる限り私の体験を伝えていきたい」と語った。
同公演には元宝塚花組トップスターで女優の高汐巴も出演し、海老名さんの次男の林家三平(52)が進行を務めた。