タレント・間寛平（７３）が１０日、大阪城公園で、１２月に開催する「淀川寛平マラソン２０２３」の開催会見を行い、５月１９日に肺がんと間質性肺炎のため８１歳で亡くなった元タレントの上岡龍太郎さんとの思い出を語った。

　上岡さんが初代局長を務めたＡＢＣテレビ「探偵！ナイトスクープ」で探偵として共演。上岡さんも好きだったマラソンを通じた交流もあり、上岡さんが２０００年に芸能界を引退後も「１年に数回か、１年に１回ぐらい」のペースで一緒にゴルフをしていたという。

　最後にゴルフをしたのは２年前。近年は体調は万全とはいえず、「ずっとしんどい、しんどいと言っていた」とはいうものの、ティーショットを短くするなど体力に合わせながらも楽しんだという。

　２、３年前には「『ナイトスクープ』に顧問で１回出てくださいよ」とお願いし、上岡さんも「もう金なくなったし、出ようかな」と冗談めかして、粋な言葉が返ってきたことも振り返った。

　マラソンに関しては「芸人なんて口ばっかりで楽な仕事なんやから、一つくらいしんどいことせな」というのが上岡さんの流儀だったとも。「ホンマにかわいがってもろた。芸人としても、人としてもすごい人でした」と別れを惜しんだ。

　マラソンを応援してくれていた上岡さん。寛平は「１００歳でフルマラソンを走りたい」と自身を奮い立たせていた。なお、「寛平マラソン」は今年で１１回目。