Snow Man「エモい」東京ドームで初単独公演 目黒蓮「感慨深い」 5万5000人が熱狂
人気グループ・Snow Manが10日、初の4大ドームツアー「Snow Man 1st DOME tour 2023 i DO ME」東京ドーム公演の初日を迎えた。デビュー4年目で初めて東京ドーム単独公演のステージに立った9人は、感慨を胸にデビュー曲「D.D.」や「タペストリー」など計35曲をパフォーマンス。フルパワーで5万5000人を魅了した。
9色のペンライトの海を眼下にとらえ、メンバーはデビュー曲「D.D.」を歌いながらゴンドラでメーンステージに降臨。夢にまで見た景色が広がる。アーティストなら誰もがあこがれる聖地に、胸を高鳴らせた。
「ヘイ!東京!きょうはおれたちと一緒に騒いでいこうぜ!」。佐久間大介(30)のあおりに大歓声が応える。阿部亮平(29)も声の限りに呼びかけた。「会いたかったか!お前たちの愛、オレたち9人で受け止めてやるから!」。
初めて支配する大空間。ツアータイトルのダブルミーニング「i DO ME」(挑め)にふさわしく、ところ狭しと駆け回った。ヒット曲「ブラザービート」をはじめ、代名詞のダンスで魅了。疾走感あふれる「W」では、ジャニーズ伝統のムービングステージに乗り、会場の至るところに笑顔を届けた。
希望あふれる楽曲として人気の「Snow World」は、それぞれ9台のフロートに乗り込み、高さ10メートルのリフトからパフォーマンス。リーダーの岩本照(30)は言う。「パフォーマンスの威力が強いグループ。本番になると、想像した以上の力で持っていく」。渡辺翔太(30)も「感情を優先するメンバーが多い。生のライブ感というか、メンバーも引っ張られて熱気がどんどん上がる」と力を込めた。エネルギーあふれる“ライブ力”が、9人の唯一無二の武器となっている。
東京ドームといえば、グループにとって2019年8月8日に行われたジャニーズJr.コンサートで、SixTONESとの同時CDデビューを発表した思い出の場所。あれから4年。名実ともにトップアーティストとして晴れ舞台に立った。
Jr.時代には数々の先輩たちのバックダンサーとして汗を流してきたフィールドでもある。目黒蓮(26)は振り返った。「きょう、この会場に車で来るとき、(Jr.の頃は)水道橋の駅を降りて、歩いて会場に行っていたなとか、感慨深い気持ちになった」。向井康二(28)は「エモい場所だよね」とうなずいた。
夢舞台に立ち、改めて思いをはせた。「目指すのは国民的アイドル。おじいちゃんおばあちゃん、子ども、国民みんなが知ってくれているアイドルになる」と佐久間。9人はさらなる高みへと進む。